■職場ストレスの現状分析
「職場ストレスや人間関係の悩み」に対する、心理カウンセリングでは、あなたの悩みの現状を分析し、職場で確実にご自身が本来のパフォーマンスを発揮できるように、早い対応を目指します。まずは第一に、メンタルケアでストレスの解消を目指し、第二に、自分に合ったストレスケアの対処方法や職場ストレスを受けないスキルを獲得することを目指すことになります。
職場では様々なストレスがあり、働く人の健康維持が企業経営や組織運営の大きな課題とされています。しかし、多くの組織ではパワハラやセクハラへの適切な対処ができていないこともあり、多くの方々が職場ストレスにさらされています。また、職場で受けたストレスを家庭に持ち帰ると、無意識的に家庭内でストレスを発散することになります。ついつい子どもへの虐待やDVに結びつきます。そして、虐待をうけたその子どもが学校で暴力的で粗暴な言動でついついストレスを発散することで、他の児童や生徒への学校イジメへと連鎖する、不幸の虐待連鎖が「職場ー家庭―学校」へと波及する恐れがあります。
■職場のメンタルヘルスケア
職場ストレスは仕事の能率低下のみならず、心身への健康維持に大きな悪影響を及ぼし、心身症やうつ病を発症するなどの身体症状として現れ、虐待の環境連鎖として家庭の児童虐待、学校のイジメへと拡がります。そのことから、職場ストレスを家庭に持ち帰ることなく、うまく解消するストレスケアが重要となります。そのためには、対人関係でストレスを受けない職場対人スキルの獲得が問題解決の重要課題となります。
■対人スキル・向上トレーニング
「職場ストレスや人間関係の悩み」にたいする心理カウンセリングでは、職場で活用できる様々な対人技法や社会的スキルの中から自分にあった最適なものを獲得するサポートを実施します。例えば、超多忙な職場では、自分の能力の限界を超えた過剰な仕事を依頼された場合には、限界を超えた業務を引き受けることを避けるために、「相手が共感して納得してくれる断り方の技法」があります。それは、自分の現状を相手に理解してもらうために必要な「適切な自分気持ちの説明技法」です。具体的には自分の業務量の客観的な説明とあわせて、最も重要な気持ちの説明であり、感情面の説明で相手に感情的な理解を得ることで無理な要求を相手側から辞退してくれることを可能とする技法です。自分の状況を感情面とあわせて、うまく説明できるスキルです。その他の場面として、無配慮な言動で周囲を傷つける粗暴な上司や周囲にたいして、うまく応酬する一言を発することで度重なる失礼な言動を封じ込める「応酬話法の技能」のスキル獲得等々、さらには相手が受け入れてくれる「自己主張の技法」(アサーション・スキル:相手も自分も合意できるWin-Winの関係づくり技法)などで、自分自身を守るために必要な職場における対人スキルの獲得を目指すことがカウンセリングの方向性となります。