■自分に自信が持てない、自分が好きになれない悩みの背景

overworked employee lying in front of laptop

自分自身の思考傾向や性格傾向について、さらには自分自身の容姿や声までにも嫌悪感を示し、自分自身にたいしてネガティブな受けとめ方をする背景には、過去の周囲から受けてしまった非常識な言葉や心無いメッセージがいつまでも自分の心の中でネガティブなメッセージとして叫び続けている場合があります。それは自分の記憶から遠ざけている、思い出したくもないつらい悪夢のような過去体験であれば尚更のこと、あるいはすでに乗り越えることができたと感じている過去体験であっても、その過去のつらい体験の記憶が深層心理の潜在意識ではトラウマ体験として生き続けていることがあります。それは、大脳皮質で記録する認識記憶は記憶のネットワークから切り離され、普段は思い出すことはできないように記憶にフタがされて閉じ込められていても、感情記憶と身体記憶では生き続けています。子どもの頃に学校でのつらいイジメ体験、友達から仲間外れにされた寂しかった体験、親からの暴力や言葉による虐待的な苦しい体験、等々の体験記憶は3つの領域で構成されており、一つは体験したこと自体の記憶である大脳皮質での認識記憶、二つ目は、その時に感じた苦しさや寂しさの偏桃体で感じる感情記憶、そして三つ目は、身体が感じた神経的な身体記憶で構成されています。(EMDRの創始者Francine Shapiro ph.Dc より)とくに身体感覚での記憶は無意識レベルで生き続け、その苦しい体験をしているときの恐怖で、身体が震えた神経的な皮膚感覚、息苦しさの呼吸感覚、張り裂けそうな心臓の鼓動感覚などの感覚が身体記憶として、トラウマ体験の中核記憶としていつまでも身体に焼き付けられて残ることになります。

■自分を大好きになるためのサポート

woman in red long sleeve shirt

心理カウンセリングでは、どのようなネガティブな自分自身への認識があるのかをヒヤリングで深層心理での自己認識を精神分析的にアセスメントすることから始めます。そして、過去のトラウマ体験となっている記憶に急接近することでPTSD症状を誘発することなく、心の奥底に追いやっている感情記憶の寂しさ、苦しさ、恐怖などに少しづつ接近し、徐々に深層心理面での探査によって、自分自身を無意識に苦しめている過去に受けたイジメ体験や虐待での非常識な心無い苦悩の原点となっている、自分にたいする心無いイジメ言葉の「ネガティブ・メッセージ」を突き止めます。それは今もあなたの心の中で独りでさびしく泣き続けているあなた自身の内なる小さな子供といえる「インナーチャイルド」にそっと手を差し伸べて、もう大丈夫だよと声をかけてあげる作業です。そして、あなた本来の輝く素晴らしい「宝石のような輝き」を取り戻すための、次のステップといえるポジティブイメージのインストール作業に取り掛かる重要なカウンセリング・ステージとなります。