食事がうつ病を改善するかも?

close up of salad in plate

食事の質とメンタルヘルスの関係を媒介する因果関係は明確にされていませんが、2022年4月にシドニー工科大学が行ったある研究では、18~25歳の男性が地中海式ダイエットによる健康的な食事に切り替えた後、うつ病の症状が改善したことが研究結果のデータで明らかになったとの報告があります。

また、2022年12月の Natuer Communications に掲載された2つの研究は、腸内微生物とうつ病の症状との関連性を調べ、13種類の腸内細菌がうつ病の症状に関連していることを発見したとの報告があります。これらの細菌が脳内神経伝達物質による神経伝達信号の活性化に影響を及ぼしている可能性があるとの仮説を、研究者は立てています。

そのことより、食べ物を体内に取り込む食事との関連性が示唆されており、腸内の特性の細菌の量に影響を与えていると考えらており、腸と脳の間のコミュニケーションに影響を与えることで、うつ病の改善につながる可能性があります。

従来の研究報告においても、脳と腸との身体機能的な関係は多くの研究データで報告されており、感情状態や人格変化に大きく影響する脳内神経伝達物質のドーパミンなどは、脳内とあわせて腸内でも生成されることが明らかになっており、健康的なバランスの取れた食事は腸の機能を整え、安定的な精神活動となる心を整える脳機能を正常化するのではないかと、考えられる研究報告だといえます。

うつ病と腸:食事はメンタルヘルスの改善に役立ちますか? (medicalnewstoday.com)  ・・・Medical News Today 2023年2月21日 掲載記事より